#06:過去にたずさわった建築の現在
2020.09.06
建築
丹後のみなさん!お邪魔します。
この3週間に過去に携わった建築の近くを通りましたので写真に
おさめてきました。当時のことを思い出しながら3件を紹介します。
□ 34年後の公立幼稚園(1986年完成)
白色の日本瓦と重なりあった屋根が当時と変わらずいいです。
外壁は黄色と灰色の2色ですが黄色が褪せて弱くなっています。
粉雪の中、屋根の鉄筋の配筋検査をしたことがよみがえりました。
次は、
□22年後の山手町マンション(1998年完成)
1枚目の写真の右側がエントランスの入り口で、屋根の上は緑地と
なっています。
なんばパークスのように建築と緑の調和した姿を期待してたのですが
ほど遠かったです。
最後に、
□12年後八戸ノ里マンション(2008年完成)
敷地の上に送電線が通っていて工事に使うタワークレーンが制約を受けて、
通常は起伏式ですが国内では珍しい水平式でした。
丁度リーマン・ショックの時期でこの後数年は建築業界も大変でした。
当時、50歳過ぎで設計を十分に経験したという満足感と同時に
前に進むには絶望感もいだきましたがこのように設計を続けて
こられたのは幸運でした。
この先、新型コロナウィルスがさらにどのように影響を及ぼすか予測が
つきませんが、今後もコツコツと設計を続けていきたいです。